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レトロゲームへの妄言

当時やってみたいと思ってたけどできなかったゲーム。
当時はそうでもなかったけど、情報が手に入りやすくなった今、発売当時の情報や、プレイレビューを読んでやってみたくなっちゃったゲーム。
今プレイしても何らおもしろくないかもしれないけど、とりあえずやってみたいゲームをつらつらつらと。
家庭用レトロが主。

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キングスフィールド

キングスフィールド

初代プレイステーション発売から13日後の「マゾゲー」
現実はそんなに甘くないことを思い知らせてくれるゲームなんだって。

初代プレイステーション発売から13日後の1994年12月16日にフロム・ソフトウェアから発売された。
私的に、フロムソフトウェアといえば「アーマード・コア」シリーズ。
初代プレイステーション版の「アーマード・コア」は一応プレイしたかな。とても面白かった。
自分なりの機体をカスタマイズしていくのがなんともいえなかった。
私が特に好んだのは「逆関節足」タイプ。まあ、特にどうでもいい話か(笑)
本作「キングスフィールド」はフロム・ソフトウェアのゲームメーカーとしての処女作となるらしい。


その処女作が代表作となったのだから、このゲームは良作なんだろうと思える。
だが、レビュー記事などを調べてみてみると、一様に「序盤は苦しい」という。
そして後には「序盤を耐えれば必ず面白くなる」と続く。
「序盤」とは、ゲームへの「不慣れ」も含まれる。

ストーリーはあるにはあるが、さして重要ではないらしい。
ヴァータイト王家の地下墓所で行方不明となった父を救うために主人公ジャン・アルフレッド・フォレスターは墓所に探索に入る。
簡単に言うとこんな感じである。
どちらかというと、ストーリー展開を楽しむよりも、ダンジョン探索して楽しむことに重点がおかれているようである。
地下墓所は魔物が跋扈し、様々なトラップが仕掛けられているので、それらを知恵と腕力と魔力で攻略して進んでいくことになる。

設定では、主人公ジャンは、ヴァーダイト王国護衛隊長を務める父ハウザー・フォレスターの息子であり、ジャンの素質は、ソードマスターと称された父をも凌ぐと評判になっている、とあるようなのだが、現実は甘くはなかったようだ。
ソードマスターを凌ぐなんておだてられて調子に乗ったのか、スタート直後は剣しか装備していないらしく、回復アイテムなども持っておらず、地図もない。ただ突っ立っているところから始まる。
「俺ならこれで十分だぜ」と言わんばかりである。現実的に考えるなら、ダンジョン探索をナメているとしか言いようがない(笑)
早速そのナメた根性をあざ笑うかのように、地下墓所の敵は強く、最初は攻撃を2,3回くらうだけでも昇天してしまうらしい。そして自分の攻撃は10回ほど当てないと倒せない。
「これではダメだ。装備を整えよう」と地下墓所にある店で販売されている装備品などは暴利ともいえる高額な値段がつけられており、とてもではないが買えない。
「少し休んで回復したい」と思っても宿屋もない。
見事に鼻っ柱を折られ、途方に暮れる。という妄想がぴったりの状況から始まるようである。
ではどうするか。地道に弱そうな敵をヒットアンドウェーで倒し、宝箱から装備品やアイテムを回収して自らを強くするしかない。
トライ&エラーを繰り返して強くなっていくしか道はない。まさに人生!?
こうして主人公キャラはもとより、プレイヤーも成長していく、というのがこのゲームの醍醐味らしい。
「マゾゲー」と言われる所以はここにあるのか。
「序盤」を耐え抜いた先に待っているのは熱中必至のダンジョンライフらしい。(たぶん)
地道に、しかし確実に強くなる……面白そうである。自らの脳内妄想でより楽しくプレイできそう。

プレイステーション発売直後のソフトウェアかつフルポリゴン3DアクションRPGということでかなり期待されたゲームだったようだが、先述したようにプレイヤーを突き放したかのような「序盤」がきつく爆発的ヒットとはならなかったらしい。
しかし、試練を乗り越えた勇者たちからはかなり高い評価を得られたようだ。それゆえフロム・ソフトウェアの代表作とまで言われているのだろう。

私はウィザードリィが好きである。かなーりライトなプレイヤーだが。
シンプルなシステムなだけに妄想脳汁がたっぷりでまくるのである。
「キングスフィールド」もなんだかちょっぴりウィザードリィっぽいところを感じるなー。
……って思ってたら、
『業務アプリケーションの開発を手がけていたフロム・ソフトウェアは、バブル経済崩壊後の同業種の不況を機にコンピューターゲーム制作への参入を決定した。このとき念頭にあったのはApple II版の『ウィザードリィ』であったという。』(Wikipedia)
だって。
ますますこのゲームに興味がわいた。

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