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レトロゲームへの妄言

当時やってみたいと思ってたけどできなかったゲーム。
当時はそうでもなかったけど、情報が手に入りやすくなった今、発売当時の情報や、プレイレビューを読んでやってみたくなっちゃったゲーム。
今プレイしても何らおもしろくないかもしれないけど、とりあえずやってみたいゲームをつらつらつらと。
家庭用レトロが主。

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ザードの伝説

ザードの伝説

初代ゲームボーイでしかプレイできない

というある意味レアなゲーム。
正確に言うと、初代スーパーゲームボーイ(スーパーファミコンでゲームボーイのソフトがプレイできるってやつね)でもプレイできるらしい。
互換性のあるゲームボーイカラーや、ゲームボーイアドバンスではフリーズするようである。

何故か。
それは、初代ゲームボーイ独特のグラフィック表示のバグをタイトル画面に利用しているからなんだとか。
……どうしてもバグを利用しなくてはならなかったんだろうか……。それとも知らずにやってしまったとか?まさかねぇ……。


本作は1991年10月に発売された。販売元はビック東海。開発はグラフィックリサーチ(2005年倒産)
個人的な印象だが、ビック東海のゲームは大味、という印象が強い。
で、本作なんだけど、ビック東海の意向か、開発元であるグラフィックリサーチの意向かはともかく、私の大味だろうという印象を裏切らない作りになっているようである(笑)

ストーリーは王道。
舞台は「ウル」という名の世界。
世の中は魔物が跋扈し混乱していた。その混乱にはグドルフという人物が関係しているという。
グドルフはキーグ城の王子である主人公ジェイク(名前の変更可能)の兄だった。ジェイクは世の混乱の原因を知るために兄を探し出し、そしてこの混乱を鎮めるため、旅に出ることになる。
とまあ、始まりはこんな感じ。
ストーリー自体には特筆すべき意外性はあまりないようなのだが、進展の仕方が、かなりザックリしちゃっているようである。

キャラの設定、シナリオの進行を重要視するあまりか、かなりご都合主義的な感じで会話が進んだり、やたら神のお告げ的なことが起こったりして、ずいぶんと大味な進み方をするようである。
プレイヤーが置いてけぼりな展開になることもしばしばあるらしい。

ドラクエタイプのオーソドックスなRPGで、パーティー制がとられており、最初は一人旅のようだが、旅の途中で仲間が増えたりするようである。 システム面においては、作りが大味らしく、あまり親切な設計とはいえないようである。
特徴的なのが防御力のステータスにあまり意味がないようで、強力な防具を装備しても攻撃を受けた時のダメージの減りが少なく、強くなった気がしないという……。
また、素早さの概念がないようで、攻撃順はランダムに決定されるようである。ホントに大味だなぁ……。
町の名前も医者がいるから「イーシャの町」とか、2国間にある町だから「アイーダの町」とか、そこまでかっていうくらい大味である。

しかしながら、本作の音楽は大味などではなく、曲数が少ないながらも良曲ばかりらしく、評価は高い。
また、戦闘シーンでの敵モンスターのグラフィックも細部まで頑張って書き込まれているようで、なかなか評価は高い。

本作はウリとして「合成音声によりモンスターが断末魔の悲鳴を上げる」というのがあるようで、パッケージにもそう書かれているらしい。
変なところに力を注いでしまうというところも、ビック東海らしいところだなと個人的には思ってしまうのだがww

プレイ動画

この頃のRPGって、こんな感じのゲーム多かったような印象が(笑)
なんつーか、詰めが甘いけど、なんか爪痕残してやろう的なw
まだこの頃って、ちょっとしたストーリーがあって、戦闘があって、レベルが上がって強くなるっていうだけで楽しかった時代だった気がするなぁ……。
ゲームボーイでRPGができる(長く楽しめる)っていうのも嬉しい要素ではあったなぁ……。

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