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レトロゲームへの妄言

当時やってみたいと思ってたけどできなかったゲーム。
当時はそうでもなかったけど、情報が手に入りやすくなった今、発売当時の情報や、プレイレビューを読んでやってみたくなっちゃったゲーム。
今プレイしても何らおもしろくないかもしれないけど、とりあえずやってみたいゲームをつらつらつらと。
家庭用レトロが主。

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夜光虫

夜光虫タイトル画面

読む小説とでも呼ぶべき縦書き草の夜

チュンソフト(現スパイク・チュンソフト)以外のメーカーから発売された初のスーパーファミコン用サウンドノベルらしい。
チュンソフトといえば、ドラクエなどの開発を手がけた会社であり、元祖サウンドノベル「弟切草」や「かまいたちの夜」を開発、発売した会社である。
「サウンドノベル」というジャンルを一般化した二大巨頭ともいえる「弟切草」「かまいたちの夜」に、どう立ち向かったのか。


夜光虫は1995年6月、アテナから発売された。「かまいたちの夜」発売から約7ヶ月後である。
世間的にはどれくらい期待されていたか知らないが、当時の私はあまり気にしてはいなかったと思う。
正確な記憶ではないが、夜光虫が発売された当時はもう「かまいたちの夜」はプレイ済みだったと思う。シナリオコンプリートまではしていなかったと思うが、かなり楽しんだ。
で、夜光虫のテレビCMを見たときに「ああ、やっぱり似た物が出てきた」と思った。それほど「弟切草」「かまいたちの夜」はたった2本でサウンドノベルというジャンルを確立してしまっていたんだと思う。
今考えると、そんな中サウンドノベルを出したアテナは度胸あったなーって思うw

シナリオを担当したのは脚本家の白石マミさんという方。
テレビドラマの「砂の城(一条ゆかりさん原作?)」とかの脚本を手がけたらしい。ごめんなさい「砂の城」とかみたことありません。
音楽には後藤次利さんという方が担当されたようで。
世間知らずなので、後藤次利さんてどんな方だろうと調べてみたら、「AKB48」とかに楽曲を提供してたりしてる方なんだね。
むしろ「おにゃん子クラブ」の「うしろゆびさされ組」とか「うしろ髪ひかれ隊」に楽曲を提供していた方に関心がいってしまった……。
豪華制作陣といっていいのかな。

基本となる設定は、主人公は大型貨物船「ダイアナ」の船長。婚約者に見送られ、海原へ出航。そこで事件が起こる、というもの。
選択肢によって物語が変わる、今となっては特筆するところのないサウンドノベルの形式のようだが、テキスト表示が縦書き。
縦書き表示に関しては、このゲームを紹介しているほとんどの方が触れていた。
コンピューターゲームではテキスト表示が横書き表示が主流の中では、やはり縦書き表示は珍しく感じたのだろうと思う。私もそう思った。

どうもこのゲームの世間様の評価はイマイチである。
「弟切草」「かまいたちの夜」に立ち向かった結果は玉砕だったのか。いや、立ち向かうとか考えてなかったかもしんないけど。
よく目にした問題点的な意見は「ボリューム不足」。
分岐によりシナリオが変わっていくのがサウンドノベルの特徴であるが、ひとつひとつのシナリオが短いらしい。
「弟切草」「かまいたちの夜」は1回1回が一つの長編であるのに対し、「夜光虫」は短編だ、と評する方もいた。
ただ、シナリオのボリュームが少ないというだけで、シナリオがつまらない、というわけではないらしい。
逆に言えばこのゲームは、サクッと気軽に楽しめるゲームといえるのかもしれない。
サウンドノベルをプレイするとなると、私の場合、1回に2時間くらいは覚悟するのだが、このゲームは案外と短時間でさらりと楽しめそうである。

また、サウンドノベルというだけあって、音楽は重要な要素だと思うのだが、ゲーム中に流れる音楽の評価は高い。
今をときめく「AKB48」に楽曲提供しているのは伊達ではないということか(笑)(怒られそう)

ちなみにこの記事の冒頭「読む小説とでも呼ぶべき縦書き草の夜」は、作中に出てくる架空のゲームのタイトルらしい。
「弟切草」「かまいたちの夜」を意識したからなのか、オマージュなんだか、自虐なんだかわからないことをしているようだ(笑)

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