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レトロゲームへの妄言

当時やってみたいと思ってたけどできなかったゲーム。
当時はそうでもなかったけど、情報が手に入りやすくなった今、発売当時の情報や、プレイレビューを読んでやってみたくなっちゃったゲーム。
今プレイしても何らおもしろくないかもしれないけど、とりあえずやってみたいゲームをつらつらつらと。
家庭用レトロが主。

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ラサール石井のチャイルズクエスト

チャイルズクエスト

人に歴史あり

磯野 貴理子さん
磯野 貴理子さんて、結構有名な方ですよね。
最近のバラエティー番組では結構な確率でお目にかかる方だと思います。
……そう思っているのは私だけじゃないよね?(世間知らずなので)

芸能人が長い間生き残って、さらに売れ続けるというのはかなりの努力と運と人脈が必要なんでしょうねぇ。

今売れている方々でも下積み時代というものがあるもんで、貴理子さんも昔は(お笑い)アイドルとしても頑張っていたようで。
1987年9月に三人組(お笑い)アイドルユニット「チャイルズ」としてデビュー。
チャイルズは、先日32年の歴史に幕を下ろした「森田一義アワー 笑っていいとも!」にも5代目いいとも青年隊としてレギュラー出演(1987年10月 - 1989年3月)していたそうで、当時はちょっとは知名度があったんじゃないかと。

ちょっとは知名度あったけど、売れているとも言い難いチャイルズとのタイアップで作られた本作。
ゲーム内でも鳴かず飛ばずのチャイルズを頑張って売りだそうってストーリーなのだが、現実でも本当にそんな感じで迷走していたのかもしれないなぁ……。


本作は1989年6月にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売された。
「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第59弾。
「ラサール石井の」とついているのは実際のチャイルズをプロデュースしたのがラサール石井さんだったからだそうで、ゲームの方の制作にはラサール石井さんは関わっていないようである。
チャイルズのメンバーは以下の三人。

  • きりこきりこ(磯野貴理子(いその きりこ))
  • りんりん(久留龍子(ひさどめ りょうこ))
  • ゆうこゆうこ(茂原裕子(もはら ゆうこ))

ユニット名チャイルズの由来は、自分たちは子どもみたいだ、と思っていた三人は、子どもが複数いるから「チャイルズ」にしよう、という間違いからついてしまった話はチャイルズを知っている人たちには結構有名な話。
「子ども」は英語で「Child(チャイルド)」。複数形は「Children(チルドレン)」これマメな(笑)
当時の磯野貴理子さんは19歳で、20歳の妹がいた(笑)(磯野貴理子さんは当時年齢を詐称していた)
現在磯野貴理子さん以外の二人をテレビで見ることはまずない。これからもないんじゃないかと。

ストーリーは単純。芸能事務所、石井光三オフィスの新人マネージャーが、デビューから鳴かず飛ばずの(お笑い)アイドル「チャイルズ」をトップアイドルにすることを目標に各地で営業を行っていく、というもの。
システムも基本的にはドラクエタイプのオーソドックスなRPGの仕様となっているようだが、別に怪物とかと戦うようなストーリーではないので、コマンドなどが独特なものになっているうえに、随所に当時流行っていた物事のパロディが入っているなど、だいぶギャグテイストが強いものであるらしい。
戦闘は1対1のタイマンターン制で、ドラクエ1に近いかも。
戦う(営業かける)のはもちろんプレイヤーであるマネージャー。
攻撃(ヨイショ)で相手を倒す(ファンにする)だけでなく、耐えるだけ耐えて、相手をスッキリさせても戦闘に勝てる。

先にも述べた通り、怪物と戦うような世界観ではないため、敵となるのは、怪物ではなく、チャイルズを知らない(または興味のない)一般人(他に嘔吐物や排泄物もあるらしい。そこまで営業かけるとか、もはや酔っ払いが電柱に絡むのと変わらないのでは……)で、「たたかう」コマンドが営業技である「よいしょ」コマンドとなっている。
戦闘では主に相手をヨイショ(要するに愛想よく気分を持ち上げてあげる)してチャイルズのファンになってもらう、というシステムとなっているようだ。
相手は罵詈雑言などで言葉で攻撃してくるらしい。
経験値の代わりに「人気」が上がり、レベルが上がるとチャイルズの「魅力」が上がる。
デパートの屋上で営業活動やホールでのライブなども行ってレベルを上げたり、お金を稼いだりすることもできるようである。
やっていることは普通のRPGとさほどかわらないはずなのに、世間の風あたりに耐えて、ファンを増やしていくという、ちゃんとアイドルを育成している気持ちにさせる、ある意味よく出来たシステムとなっているようだ(笑)
なんだか、最近流行っているアイドル育成ゲームに似ているのかも、と思えてしまうから不思議だ。(私だけか)

本作の最も特徴的なシステムなのが「フマンド(不満度)」
チャイルズのメンバーにはそれぞれフマンド値があり、様々な要因でフマンドが高くなる。
一人でもフマンドが100%に達してしまうと、スタート地点に問答無用で戻されてしまうらしい。
フマンドが上がる要因の一つで、チャイルズメンバーの「尿意」というものがあるらしく、長時間移動していたりすると尿意を催してしまい、それを放置すると歩くたびにどんどんフマンドが上がっていってしまうらしい。
尿意はトイレを借りたりする他に、アイテムで「かみおむつ」を使うことで解消できるようなのだが……って、アイドルに紙おむつとは……いい時代だったんだなぁ……。(とおいめ)

ネタ的にはスベりそうなゲームだが、結構丁寧に作られているようで、評価は悪くない。
設定なども当時の世情を細かく取り入れているようなので、今プレイすると、「ああ、こういうのあったねー」的な気分になれるかもしれない(笑)
ただ、「フマンド」などのシステムや、随所にちりばめられているギャグや当時の流行のパロディなどは、人によってはちょっと「つまらない」と思う要因の一つになってしまうかもしれない。
個人的には結構楽しめそうなゲームだと思っている。

子どもの頃、確かに私はチャイルズを知っていた。
このゲームが発売された時、「チャイルズってなに?」とは思わなかった。
まあ、当時の私にとっては「そんなグループがある」という以外、たいして興味の対象とはなっていなかったようだがw
当時から、チャイルズのメンバーの中では磯野貴理子さんが目立っていたような気がする。まあ、記憶違いかもしれないが。
友人の家に遊びに行ったら友人がプレイしてて、ゲロ相手にヨイショしているところが記憶に残っているなー……。
あの時は「ヨイショ」の意味を「単なるギャグ」ぐらいにしか考えていなかった気がする……。
やけに音楽が頭に残っていて、特にフィールドマップや、ダンジョン移動中の音楽と、戦闘シーンの音楽は今でも鼻歌できる(笑)
本作のテレビCMは結構頻繁に目にした記憶がある。今見るとホント懐かしいなぁ……。

っつーか、みんな若ぇwwwww

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