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レトロゲームへの妄言

当時やってみたいと思ってたけどできなかったゲーム。
当時はそうでもなかったけど、情報が手に入りやすくなった今、発売当時の情報や、プレイレビューを読んでやってみたくなっちゃったゲーム。
今プレイしても何らおもしろくないかもしれないけど、とりあえずやってみたいゲームをつらつらつらと。
家庭用レトロが主。

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サンダーストームFX

デコ、LDゲーム、移植

デコ(DECO)、とはデータイースト株式会社(Data East Corporation)(2003年4月倒産)の略称のことで、LDゲームとは、レーザーディスクゲームのことである。
レーザーディスク……時代を感じる……。 レーザーカラオケとか流行ったなぁ……。
あ、こら!「椎茸」とか言うな!


もともとこのゲームは1984年にデータイーストがアーケードゲームとして発売したLDゲームだった。アーケード版のタイトルは「FX」がつかず、「サンダーストーム」。
MEGACD版のタイトルについた「FX」の意味は……わかりませんでした……。

LDゲームはレーザーディスクという、直径30cmのバカでかい両面読み込める光ディスク(しかも意外と分厚い)を使ったゲームで、レーザーディスクの容量の多さもあって、実写やアニメーション映像をふんだんに使ったゲームがいくつか発売されたようである。色々問題点も多く、短期間で消えていってしまったようだが……。
MEGACDでサンダーストームFXが発売されたのは1992年8月。MEGACDのへの移植を行ったのはウルフチーム。

ゲームは全てアニメーションムービーで展開され、アニメのシーンに沿ってゲームが進行されるようである。
画面上にはカーソルが表示されおり、敵が現れたらカーソルを敵にあわせてバルカンやミサイルで撃破する。
さらに、障害物が迫り来るシーンなどになると、画面に指示が表示され、指示通りに方向キーを押して回避する、というような場面もあるようだ。
操作に手間取っている間も、ムービーはどんどん進んでしまうので、タイミングが合わなかったり、操作を間違えると一発ゲームオーバーになり、判定もなかなかシビアなようである。
うまく言えないが、イメージとしてはムービーシーンをずっと流されている状態で、出てきた指示の通りにキーを押す、という覚えてナンボのゲームのようである。
単純操作だが、初見だと指示が出るシーンがわからず、急な指示に焦るため、意外とスリリングな展開を楽しめるようだ。
反対に、1回クリアすると飽きるという副作用もあるようで……。
なんか、温泉宿のゲームコーナーにあったら意外とハマりそうなゲームだなぁ(笑)(実際にあったのかもしれないけど)

ストーリーはゲームの操作同様単純明快。
武装テロリストを壊滅させるために攻撃用ヘリ「LX-3」に乗り込んで、世界各国でテロリスト相手にドンパチする。というもの。
なかなかグローバル展開のテロリストらしく、ステージにはニューヨーク、グランドキャニオン、ローマなどがあるようである。
元のアニメーションの制作は「東映動画(現東映アニメーション)」が行ったそうである。

ムービーが売り(というかムービーしかない)のゲームなのだが、かなり映像の質が悪いらしい。映像がかなり荒く、表示される色の数も少ないようだ。
ムービーの移植にはかなり強引な力技を使い頑張ったようなのだが、MEGACDというハードの性能とレーザーディスクからCDへの移植では限界があったのだろう。
音に関しては、「バイノーラル録音」という方式ので収録され、立体的な音響となっているらしく、マニュアルではヘッドフォンでのプレイ指定(推奨ではなく指定)とこだわりまくっているが、改めて録り直したからなのか、BGMがアーケード版と違うらしく、アーケード版からのファンからは不評のようである。

80年代にLDゲームがすごく流行っていたのかどうかは知らないが、家庭用ハードでも(というかMEGACDだけ?)こういうゲームが目立った時期があった気がする。ほんの一時期だったと思うが(笑)
家庭用ゲームでほぼ全編アニメが流れるようなゲームはちょっと新鮮に思った記憶が。
ただ、当時はどれもあんまり絵的に私の好みではなかったため、あまり興味が湧かなかったんだよねー……。

当時は「大味なゲームなんだろうなー」っていう印象だったが、意外とよく考えられたゲームの感じがする。
操作を単純化したのは、1本のアニメを見る感覚を邪魔しないながらもきちんとゲームしたという感じになれるようにしたんじゃないかと、勝手に良い方向に妄想してみた。

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