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レトロゲームへの妄言

当時やってみたいと思ってたけどできなかったゲーム。
当時はそうでもなかったけど、情報が手に入りやすくなった今、発売当時の情報や、プレイレビューを読んでやってみたくなっちゃったゲーム。
今プレイしても何らおもしろくないかもしれないけど、とりあえずやってみたいゲームをつらつらつらと。
家庭用レトロが主。

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夜光虫 II - 殺人航路 -

夜光虫2

読む小説とでも呼ぶべき縦書き草の夜64(もういいだろ)

毒食わばら皿までだ、と前回前々回に続き、しつこく夜光虫である。
今回は、プラットフォームにNINTENDO64を選んだ続編、夜光虫 II である。が、ストーリーの繋がりはないらしい。
なんと、NINTENDO64では唯一のサウンドノベルゲームとのこと。
プラットフォーム内では同ジャンルの敵はいない!夜光虫 II はどういう戦いを見せたのか!
無駄に盛り上げてみました。


1999年10月、ゲームボーイカラー版「夜光虫GB」と同時発売された。発売はもちろんアテナ。
プラットフォームがNINTENDO64となり、スペックが高くなっただけあってグラフィックはかなり美しくなっているようだ。
当時ゲームのソフトウェアといえばCDメディアでの提供が多かった中、NINTENDO64はロムカセットでの提供だったにもかかわらず、ムービーまで入っていたというのだから、かなり頑張っていたのだろうと思う。
シナリオは前作と同じ白石マミさん。
音楽は後藤次利さんではなく、株式会社ピュアサウンドというところが担当したようだ。

前作ではデフォルトの名前がなかった主人公に、ついにデフォルト名「不破 隆(ふわ たかし)」という名前が付いた。
主人公「不破 隆」は、趣味はパソコン通信とプラモデル組み立てという、引きこもり要素満点の高校一年生男子であるにもかかわらず海の上を舞台としているからなのか、水泳は得意というやや強引な設定。
さらには同じ高校に通う幼馴染の女子「早見 ありさ」がいるという、男子の誰もがあこがれる設定まで併せ持つ。完璧超人か、お前は。

「不破 隆」と「早見 ありさ」は豪華客船「ダイナスティ」の処女航海に参加するが、爆破事故が起こり、「ダイナスティ」は沈没。
二人は他の乗客とともに救命ボートで脱出するが、乗り込んだボートが他のボートとはぐれて漂流してしまう。
漂流中の救命ボートの前に「パンドーラ」という怪しげな客船が現れ、「不破 隆」たちは「パンドーラ」に避難することになるのだが、そこで色々事件が起こる。
というのが各シナリオに共通する設定みたい。

シナリオの展開方法はメインのシナリオが1本あり、そのシナリオをクリアすると、サブ的なシナリオが複数出現するような手法をとっているようだ。「かまいたちの夜」のシナリオ展開のしかたに似ていると評する方もいる。
前作の問題点であったシナリオのボリューム不足は、本作ではシナリオの「ボリュームのアンバランス」に変わっているようである(笑)
メインのシナリオはかなりボリュームがあるようなのだが、メインシナリオクリア後に出現するサブ的シナリオのボリュームがメインに比べてかなりあっさりしているようなのだ。

ゲームシステムは、特に変わったシステムはないのだが、少し配慮が足りず、多少プレイしにくい仕様となっているようだ。
シナリオが章立てではないため、一度クリアした後は、また最初からプレイすることになり、既読部分はスキップできないらしい。
何度もプレイすることを前提とするサウンドノベルとしては若干辛い仕様と言えるかも。

あ、そうそう、本作も相変わらずテキストは縦書き表示ね。

前作も同じ印象を受けたのだが、このシリーズ、制作時の「詰めが甘い」感じがする。
実際にプレイもしてないくせに「詰めが甘い」もないもんだが……。

前作もそうだが、この夜光虫 II もシナリオそのものの評価はそんなに悪くはない。
本作にいたっては、グラフィックも実際の船内を撮影した写真を多く使い、雰囲気よく仕上がっているようだし、ムービーシーンでの演出もあったりと、プレイしてみたいと思える要素は結構ある。
図らずもロムカセットということで、ロード時間などでテンポを崩されたりするストレスもなさそうだし。
あとほんのちょっと詰めればNINTENDO64で伝説を残せたかもしれない?

あ、今更だけど「夜光虫」って、実際に海にいる生き物で、ノクチルカ・シンチランスって言うプランクトンらしい。大量発生したりすると夜に光って見えるんだって。
夜光虫(Wikipedia)
幻想的でデートにぴったりの夜光虫って何? - NAVER まとめ

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